2009年01月06日

「龍馬」関連事業費5150万円 長崎市が補正予算案提出


長崎市は本年度、長崎などを舞台とした二〇一〇年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」を踏まえ、来年四月からの「長崎さるく幕末編」に向けた整備事業や、坂本龍馬らが日本初の貿易商社として設立したとされる「亀山社中」跡(伊良林二丁目)一般公開に向けた家屋改修などを予定している。二十五日開会の定例市議会に、関連事業費五千百五十万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出した。

 ドラマの主人公、坂本龍馬役には同市出身の歌手で俳優の福山雅治さんが決まっており、市文化観光部は「龍馬伝の盛り上がりにつなげたい」としている。

 市によると、街歩きキャンペーン「長崎さるく」の幕末編は国内外の帆船が長崎港に集う「長崎帆船まつり」の開幕(四月二十三日)に合わせて開催。龍馬や幕末関係では既存の二コースに、▽紀州藩との船舶事故「いろは丸号事件」の談判が行われた聖福寺などをめぐる「長崎幕末・維新の道を往く」▽龍馬らが通った丸山や後藤象二郎との会談があった清風亭跡などを歩く「日本回天の舞台・長崎を訪ねて」-などを追加する予定で、説明板や案内板を整備する。

 また、外国人居留地に建てられた洋館を活用。長崎とゆかりのあった国をテーマにグラバー園の旧三菱第二ドックハウスを「イギリス館」、東山手十三番館を「フランス館」などとし、内装だけでなく当時の日用品などを展示することで楽しみながら歴史に触れてもらう。

 亀山社中跡は来年夏から予定されているドラマのロケに間に合うように公開を予定しており、家屋の改修などに本年度千百五十万円を計上。来年度も千七百五十万円を見込んでいる。市はゆかりの場所として全国に発信していく考えだ。

 市は「長崎さるく幕末編」の愛称、キャッチコピー、コース、イベント企画などの案を募集している。十二月十日締め切り(郵送の場合は当日消印有効)。問い合わせは市さるく観光課(電095・829・1314)。   
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2009年01月03日

新酒の販路拡大へ奮闘 東京で利き酒や初商談会


コメどころ福井。酒店の店頭では続々と日本酒の新酒が並び始めた。各蔵元は年末から年始にかけて忙しさのピークを迎える。発泡酒や第3のビールに押される中、県外向けの販路開拓に奮闘する県酒造組合や各蔵元の取り組みを探った。

 福井市桃園1丁目の田嶋酒造は、全国を視野に販売拡大をもくろむ。その切り札が4合瓶に干支(えと)の「丑(うし)」を刻印した大吟醸・干支ボトルシリーズ。販売8年目。通信販売に加え、東京都内のデパートにも出荷しており、干支にちなんで12本集めたくなる顧客心理をくすぐる。売り上げは順調に伸びているという。

 金沢国税局によると、2006度の北陸3県の清酒の消費量は発泡酒や第3のビール躍進のあおりを受け、最近10年間で約4割も減少している。

 逆風の中、県酒造組合(福井市毛矢1丁目)も新たな販路拡大策に乗り出した。東京都内で毎年、一般消費者向けに開いている利き酒イベントに加え、10月上旬には、酒類販売業者との初の商談会を設けた。

 商談には県内39の蔵元のうち、約半数の19が参加。都内の飲食店やデパート、小売り業の約70社、140人が集まり、その日に契約までこぎつけた蔵元も数社あった。確かな手応えを感じる需要開拓担当者は「今後の課題は、東京でいかに存在感を示せるか」と指摘する。

 江戸時代後期に創業した老舗蔵元の菊桂酒造(福井市照手2丁目)の取り組みも面白い。

 同酒造の酒蔵の近くには、暗殺間近の坂本竜馬が福井藩士の由利公正と会談した旅館「莨屋(たばこや)」の跡地がある。地の利を生かして命名した純米酒「たばこや」は、全国の竜馬ファンののどを魅了する。

 福井のおいしいコメや地下水を利用した“地産地消”の地酒になると、枚挙にいとまがないほど多く、どの銘柄も左党をうならせる。酒造組合は「県内の酒は抜群にうまい。福井にこだわらず、自信を持って販路拡大に努めたい」と話す。

  
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2008年12月30日

「土佐源氏」 高知・梼原 雲海を泳いで見たい壁の外

四国の山は深い。太平洋側から小一時間、車を走らせると、壁のような山、また山だ。

 高知県梼原(ゆすはら)町四万川(しまがわ)地区。民俗学者・宮本常一が伝承を記録するために訪れた地の一つだ。「土佐源氏」は、宮本の著書「忘れられた日本人」の中の1編で、この地の古老が語った女性遍歴の物話。土佐にも源氏がいたのか。伝承の地を訪ねる旅に出た。

 宮本は、昭和10年代から全国を歩いて伝承を聞き、土地の文化がどう築かれたかを克明に書き残した。故郷の長州・山口から、四国に大工が出稼ぎに入っていた時代があり、梼原の神社や旧家には、その仕事の痕跡が数多く残る。宮本が最も尊敬した祖父も大工。梼原を訪れたのは、古里の人々の仕事を確かめる目的もあったのだろう。

 昔話を語ったのは、物ごいをして暮らす古老。若いころは牛の売買をする博労で、「源氏」の名に恥じず、女性遍歴を重ねた。やがて「極道」の末に失明し、山を越えて流れ着いた橋の下に住み着いたという。物語のような一生だ。

 古老の小屋があったという竜王橋を見つけた。折からの雨に寂しげにぬれている。酔狂にも、こんな場所で話を聞いたのだろうか。作品発表時、宮本の創作ではと疑った人に対し、宮本が憤ったという話が残っている。

 地元の人によると「土佐源氏」は、原作より、俳優の坂本長利さんが演じる一人芝居の方が有名だそうだ。公演回数は1000回を超えた。梼原でも何度か上演されたが、地元にちょっとしたわだかまりを残した。古老が実在の人物だとしたら、その子孫が誰だか分かってしまうからだ。

 しかし、モデルが曽祖父だという下元秀俊さん(48)が快く取材に応じてくれた。曽祖父は博労もしていたが、家を構えていたという。「(曽祖父に)会ったことはないが、おもしろおかしく話したのではないか。興に乗って武勇伝を一つ、二つと披露するような」

 そう話す下元さんの格好は、なぜか坂本龍馬っぽい。「取材だから着てきた」といい、今は「梼原龍馬会会長」だそうだ。ここから北西の愛媛との県境、韮(にら)ケ峠という急所に抜ける山道は、龍馬が国を捨てる際通った「脱藩の道」。再来年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」を前に、地元のPRに余念がない。

 翌朝、峠の辺りには雲海が広がっていた。龍馬も、古老も、長州の大工も、宮本も、峠の道を抜けて往還した。彼らのほかにも、たくさんの人が幾時代にもわたって坂を踏み固めたはずだ。今はひなびてしまった山里に、壁のような山を越えて外界を結ぶ太い線があったのではなかろうか。

 その延長上に宮本は、人の営みのエネルギーの源を見たのだろう。そう思うとこの物語は、創作ということにしておきたい気がする。
  
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2008年12月27日

竜馬と鞆のつながり学ぶ


坂本竜馬をモデルにしたNHK大河ドラマ「龍馬伝」の放送決定を受け、福山市鞆町、市鞆の浦歴史民俗資料館で15日、市内の観光ガイドを対象に、竜馬と鞆のつながりを学ぶ研修会があった。

 幕末志士の研究家である徳島大の渋谷雅之名誉教授が講師。ボランティアスタッフ約50人が参加した。渋谷教授は、江戸末期に福山市沖で竜馬率いる海援隊の船が紀州藩の船と衝突、沈没したいろは丸事件を解説。徳島大薬学部の創始者・長井長義が日記に、当時の概要を詳細に記していた理由を「長井は阿波藩のスパイで、報告書を書く前に日記としてまとめていた」などと説明した
  
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2008年12月24日

絵画:“龍馬に影響”幕末の絵師・河田小龍、ひ孫が4点寄贈

幕末から明治にかけて活躍した高知市出身の絵師、河田小龍(1824~98年)のひ孫にあたる右京区の無職、三谷章さん(77)がこのほど、東山区の霊山歴史館に河田の絵画4点を寄贈した。27日から同館での企画展「龍馬と同志、夢と苦難の足跡」で一般公開される。来年1月25日まで。

 同館によると、河田は米国から帰国後のジョン万次郎を藩の役人として取り調べたり、坂本龍馬に開明思想を語って海援隊の結成に影響を与えたことで知られる。絵師としても活躍し、六女が京都の材木商、三谷家に嫁いだことでこれらの絵画が残った。同家が代々保管して公開することもなかったが、河田の絵師としての側面をもっと知ってほしいと寄贈を申し出た。

 寄贈された4点は、朱竹図(二枚折屏風(びょうぶ)一双)▽鶏自画賛(額装)▽花卉魚属の図(軸)▽石白菜の図(軸)。竹を朱色で豪快に描いた朱竹図は最晩年の作品で、正月に家に飾るため六女の依頼で描いたとみられる。その他の作品も身近な草花や魚、鳥が題材で、日本画を得意とした六女の手習いのために描いたと考えられるという。

 同館の木村幸比古・学芸課長は「絵師としての違った側面が見られておもしろい」と話している。

 企画展は一般500円▽高校生300円▽小中学生200円。開館時間は午前10時~午後4時半。問い合わせは同館(075・531・3773)。
  
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2008年12月21日

長崎さるく:幕末編来年4月スタート龍馬らの足跡新コース追加

長崎市のまち歩き観光キャンペーン「長崎さるく」に来年から新たに企画される「幕末編」の概要がまとまった。来年は江戸末期の長崎開港から150年のため、幕末の志士・坂本龍馬(1836~67年)らの足跡をたどる新コースを三つ以上新設する。また旧外国人居留地では、開港した米英仏など5カ国にゆかりのある洋館を各国の「テーマ館」とし、資料展示やイベントなども企画される。【錦織祐一】

 幕末編は、来年の「長崎帆船まつり」が始まる4月23日に同時スタートし、11月30日までの予定。10年はNHK大河ドラマ「龍馬伝」に合わせて通年で開催する計画だ。

 現在の45コースは龍馬ゆかりのコースはあるが、幕末のみをテーマとしたコースはなかった。新たに▽薩摩藩蔵屋敷跡、龍馬と後藤象二郎が会談した料亭「清風亭」跡など龍馬にちなんだ「日本回天の舞台・長崎を訪ねて」▽勝海舟や西園寺公望のぐう居跡など隠れた史跡を巡る「長崎幕末・維新の道を往(ゆ)く」▽海軍伝習所跡、小曽根家宅跡など海援隊関連の「日本近代化の鼓動は長崎から」--の3コースを追加する。

 旧居留地では、東山手十二番館を「アメリカ館」▽旧出島神学校を「オランダ館」▽旧三菱第2ドックハウスを「イギリス館」--など、洋館の由来にちなんだテーマ館とする。開港5カ国以外の国の資料館も検討する。

 市さるく観光課は「街全体を幕末に見立てた舞台にして自由にさるいてほしい。『龍馬伝』終了後の街づくりにもなる」と話す。

 市は「幕末編」の愛称やキャッチコピー、新コース、イベントなどの企画案を12月10日まで募集している。問い合わせは市さるく観光課(095・829・1314)。

  
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2008年12月18日

明治のサムライ

高岡市出身の化学者高峰譲吉の生涯を描いた舞台「サムライ 高峰譲吉」を取材した。

 舞台はアドレナリンなどを発見した化学者だけでなく、実業家としてや「無冠の大使」として日米交流に尽力した「明治のサムライ」の姿にも光を当てた。

 興味深かったのは坂本龍馬とのやり取り。脚本・演出の品川能正さんは「少年期に長崎で龍馬と出会ったことが世界に目を向けさせたのでは。海外と向き合い、薩長連合などに奔走した龍馬の姿が高峰と重なった」と語った。

 この舞台は地方都市を回った後、来春にニューヨーク公演を行うという。米国の人々の反応が楽しみだ。 (佐久間博康)

  
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2008年12月15日

「篤姫」脚本家が母校で対談


益田市出身の脚本家田渕久美子さん(49)が5日、母校の益田高で生徒と対談した。NHK大河ドラマ「篤姫」の創作秘話や、脚本に込めた「精いっぱい生きる大切さ」をメッセージとして後輩に伝えた。

 体育館に集まった全校生徒538人を前に田渕さんは「『篤姫』見てますか」とまず質問。あまり手が上がらず「中高生に見てほしくて若い俳優を起用したのに。残念」と笑わせた。ドラマの一部を観賞した後、生徒代表でいずれも3年の伏谷亮祐君(17)、石川翔一君(18)、椋木将史君(18)の3人と対談。「多くの人を処刑した井伊直弼が苦悩を背負っていたという描き方に驚いた。歴史に詳しいんですね」との質問に「実は幕末は苦手で高校のテストも最低だった」と田渕さん。「脚本を引き受けた時に猛勉強したし、たくさん取材しました。そんな中で日本の将来を考えて懸命に生きた人たちの思いを伝えようと書いたのが『篤姫』なのです」と述べた。「みなさんも将来について悩んでいると思いますが、自分自身と対話をして何がやりたいのか問い直し、進むべき道を見つけてください」と励ました。

  
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2008年12月09日

維新展:県内初公開など、薩長の資料135点-下関・長府博物館

下関市長府川端の長府博物館で、明治維新140周年企画展「長州と薩摩」(長府博物館主催)が開かれている。県内初公開の展示物を含め、貴重な資料135点が並ぶ。

 幕末~明治維新の薩長両藩の関係を「対立・融和・共闘」をテーマに書見や地図などで説明。薩長同盟(1866年)の立役者、坂本龍馬に関する資料や龍馬と親好のあった長州藩士、三吉慎蔵が寺田屋事件(1866年)で使った刀なども展示している。

 仏軍が前田砲台(下関市前田)などを占拠した第5次下関戦争を描いた俯瞰(ふかん)図を県内初公開。薩摩藩探索係の作成で、薩摩藩が長州藩の動向を強く意識していたことがうかがえる。

 古城春樹学芸員(40)は「『下関戦争』や幕府の『長州征伐』などはその後、国全体の情勢に大きくかかわっています。展示物を見て幕末から明治維新の歴史に関心を持っていただけたら」とPR。12月14日まで。同博物館(083・245・0555)。

  
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2008年12月06日

龍馬に影響、幕末の絵師・河田小龍、ひ孫が4点寄贈-霊山歴史館

◇27日から公開
幕末から明治にかけて活躍した高知市出身の絵師、河田小龍(1824~98年)のひ孫にあたる右京区の無職、三谷章さん(77)がこのほど、東山区の霊山歴史館に河田の絵画4点を寄贈した。27日から同館での企画展「龍馬と同志、夢と苦難の足跡」で一般公開される。来年1月25日まで。

 同館によると、河田は米国から帰国後のジョン万次郎を藩の役人として取り調べたり、坂本龍馬に開明思想を語って海援隊の結成に影響を与えたことで知られる。絵師としても活躍し、六女が京都の材木商、三谷家に嫁いだことでこれらの絵画が残った。同家が代々保管して公開することもなかったが、河田の絵師としての側面をもっと知ってほしいと寄贈を申し出た。

 寄贈された4点は、朱竹図(二枚折屏風(びょうぶ)一双)▽鶏自画賛(額装)▽花卉魚属の図(軸)▽石白菜の図(軸)。竹を朱色で豪快に描いた朱竹図は最晩年の作品で、正月に家に飾るため六女の依頼で描いたとみられる。その他の作品も身近な草花や魚、鳥が題材で、日本画を得意とした六女の手習いのために描いたと考えられるという。

 同館の木村幸比古・学芸課長は「絵師としての違った側面が見られておもしろい」と話している。

 企画展は一般500円▽高校生300円▽小中学生200円。開館時間は午前10時~午後4時半。問い合わせは同館(075・531・3773)。
  
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